Vol.2

Haruka Tanemura 種村遥

自分の好きを広める仕事で想いをカタチにする

釣り歴:2002年~ 泳がせ コマセ ライトゲーム ショアジギング ロックショア ロックフィッシュ タイラバ シーバス チニング ジギング オフショアキャスティング ヘチ釣り
社歴:2019年~ 企画営業部 営業販促課

#01

釣りを始めたきっかけは?

幼少の時から川でザリガニ採ったりして遊んでいました。そこで釣りをしている人を見かけて、どうやったらもっと魚を捕れるのかなと思って釣りを始めました。いっぱい魚が釣りたくて釣りを始めたけど、最初は全然釣れませんでした。一匹釣れた時、本当に嬉しくて、どんどん釣りにハマっていきました。当時、釣りノートを毎回つけて研究するほど夢中になっていました。小学校の時はお小遣い貯めてワーム買ったり、落ちてるワームを使ったりしながら釣りを続けて、中学校、高校と休みはずーっと釣りばっかり。大学で東海大学海洋学部に入ったことで、毎日のように授業さぼって釣りに行きました。ナブラが湧いたらすぐ釣り場に行ったり、夜から朝まで釣りして、どんどん釣りが好きになっていきました。

#02

メモリアルフィッシュは?

感動した魚はGTなどの大きい魚ですが、メモリアルフィッシュとなると、プレッシャーの中釣れたアカハタです。クリムゾンというロッドのプロモーション動画撮影で釣りに行った時、1日しか撮影日がない中、必ず釣らなきゃいけない状況でした。朝から雨が降っていて、釣れないまま時間がどんどんなくなっていきました。どんどん追い込まれ、最後の最後で釣れたのがアカハタでした。25cmくらいの決して大きくない魚でした。普段だったら「あーアカハタかー」くらいの魚です。プレッシャーの中釣れたことが記憶に残っている魚です。自分の自信にも繋がりました。

苦労して釣ったアカハタ。サイズや魚種ではない感動をくれました。

#03

仕事が自分の釣りに活きたタイミングは?

最初はブラックバスからスタートして、大学までほとんどルアーフィッシングしかしてきませんでした。会社に入り、コマセ釣りなどのエサ釣りの機会が増えました。やる前はエサ釣りは釣れて当たり前、手が汚れて嫌だなーなんてネガティブに捉えていましたが、いざやってみたらすごく楽しくなりました。ルアーだけだと気付かない考え方にも多く気付かせてくれました。例えば、コマセ釣りだと潮にコマセと針を同調させるという考え方とか、タチウオ釣りでは指示棚から外れて回収してきた時にアタって、タチウオがこんなに遠くまで追いかけてくるのかと気付けた瞬間でした。エサ釣りで得た経験を今はルアーフィッシングにも応用しています。

#04

釣りをしていて一番「楽しい!」と思える瞬間は?

釣れても釣れなくても、釣りをしていればとにかく楽しいです(笑)。いっぱい釣れてる時は無条件に楽しいですけど、釣れない時にどうしたら釣れるかなと考えたり、仲間内でワイワイ遊びながら、しゃべりながら釣りしたりするのも楽しいですよね。一人でじっくり考えながらする釣りも楽しい。初めて行く釣り場の海底地形図見てる時も楽しいです。「魚いそうな地形だな」とか「斜面の途中のフラットなところ釣れそうだな」なんて考えてる時も楽しいですね。後片付けだけは嫌いです(笑)。クーラーボックスから異臭がしてきたこともありますし…。

メモリアルフィッシュのアカハタもそうですが、宮古島のGTが自慢です。

#05

釣りにおいて「こだわり」「譲れない」ポイントは?

とにかく情報を集めます。ネットで調べたり、釣具店や船長から話を聞いたり、地形図を見たり。海底だけじゃなく陸地の地形も見て、仮説を立てます。伊豆で釣りをする時だと、真後ろに数百メートルの崖があったりすると、魚も海底からこうやって崖を見ているだろうなーと想像したりします。船でポイントまで移動している間も、寝ないで魚が跳ねたりするのを見つけたり、地形が変わるポイントを見たりとか、魚が釣れるためのヒントをとにかく集めることを心掛けています。地形が分かるようになると、「点の釣り」ではなく「面の釣り」をイメージできるようになるんですよ!

#06

今後、釣りでの目標は?

誰も釣れていないような状況でも一匹をひねり出す、そんなアングラーになりたいと思っています。他の釣り人と比べているわけではなく、状況が悪い中でも自分で組み立てを変えて一匹にたどり着きたいと常々思っています。苦しい瞬間を超えた楽しみをずっと味わっていたいですよね。

#07

どこでも何日でも釣りに行けるとしたらどこに行きますか?

飽きるまで小笠原にカンパチ釣りに行きたいです!学生の卒業旅行で仲良かった三人組で小笠原に3日間ジギングしに行きました。とにかくカンパチがいっぱい釣れて楽しかった思い出です。また仲間と小笠原でワーキャー言いながらジギングしに行きたいですね。

#01

今の仕事はどんなことをしていますか?

二つの部署を兼任しています。一つは入社した時から配属されている海外営業です。アジア地域が主担当ですが、世界中のお客さんを見ています。まだ2ヵ国しか訪問はできていませんが、インドとマレーシアに実際に行くことができました。日本から離れたところで自分たちのブランドの釣具が使われている現場を見ることができて、自分たちのブランドに誇りを持つことができました。もう一つが昨年から担当している営業販促課で、オリジナルブランドを知ってもらう活動をしています。こういうウェブサイトを作ったり(笑)、ロケのサポートなんかもよくしています。実際に自分が取材を受けたり、動画撮影をすることもあります。

#02

エイテックで働く魅力は?

周りにとにかく釣り好きが多くて、休み時間も「どこどこの釣果見た?」なんて釣りの話ばかりできます。仕事時間も釣りの話です。ずっと釣りのことを考えていられる仕事ですよね。プライベートの釣りに行くにも会社の車を借りることもできるし、やったことのない釣りでも会社のサンプルを借りて行くこともできます。取材として仕事でも釣りに行けます。とにかく釣りに行きやすい環境にあることが、一番の魅力です。

#03

釣りが仕事に活きたタイミングは?

小さい時から釣りをしてきて、大学のバイト先も釣具店でした。その時に集めた知識や経験などを今の仕事に活かしています。下っ端なのに、取材や動画撮影のメインに抜擢してもらえるようなチャンスが回ってきています。これもこれまでの釣りで得た知識や経験があるからだと思っています。釣り歴が長いから、釣り友達も多くて、アイデアや意見をもらって製品化することもあります。とにかくネタ集めには困りませんね(笑)。

#04

仕事をしていて一番「楽しい!」と思える瞬間は?

海外のお客さんや番組を作っているスタッフなどから、「種村に頼んで良かった」と言われた時ですね。自分が関わったことで、良い結果になったと実感できます。ロケの手伝いに行った時、全然釣れなくて苦しかったことがありました。その時に自分のアイデアを伝えて、結果ロケが成功しました。同行したスタッフから、「ロケのスタッフに種村がいて助かったよ」と言ってもらえた時、すごく嬉しかったのを覚えています。

釣具に対する愛情は人一倍。

#05

仕事において「こだわり」「譲れない」ポイントは?

はっきり意見を言うことです。海外のお客さんとコミュニケーションをとる時、思ったことをはっきり言われたり、無茶なことを言われたりすることが度々あります(笑)。その時に当たり負けしないように意識しています。また、先輩や上司と仕事をしていても、なんでそう考えているかをきちんと聞いて、自分の意見、アイデアをはっきりと伝えるようにしています。自分の意見が最適解ではないことが多いけど、意見を伝えることで自分が間違っているかどうかも分かりますし、最適解に繋がると思っています。

#06

今後、エイテックでの目標は?

日本中、世界中の人に釣りを楽しんでもらいたいです。海外営業と販促の仕事をしていて、釣りの楽しさを伝えられるポジションにいると思っています。直接日本、海外のユーザーの方と触れ合う機会も多いです。もっともっと釣りの楽しさを日本中、世界中に発信していきたいなと思っています。

#07

なんでも好きな釣具を作れるとしたら?

カラフルなロッドを作りたいなと日ごろから思っています。自分が派手な色が好きなので…。ルアーロッドって黒いロッドばっかりじゃないですか。でも周りにはいつも反対されるんですよね。センスないのかな…(笑)。

仕事中でも楽しそうに釣りの話ばかりする種村君。