池永 朋也

Vol.1

Tomoya Ikenaga 池永朋也

釣りも仕事も「誰よりも楽しむこと」

釣り歴:2008年~ オフショアジギング オフショアキャスティング 船釣り全般
社歴:2008年~ 代表取締役 社長

#01

釣りを始めたきっかけは?

先代の社長でもある父の影響で始めました。父は自分が小さいころから毎週勝浦や大原にカモシ釣りに行っていました。自宅でも遅くに仕掛けを作っているのをよく見ていました。最初は小学生くらいの時にビシアジやアナゴ、ハゼ釣りに「連れていかれていました」。正直当時は何が楽しいんだろうとしか思っていませんでした(笑)ところが中学になると世間はブラックバスブームになりました。始めのうちは父親に連れて行ってもらっていましたが、途中から1人でもバスに乗っていくようになりました。その時に50UPのブラックバスが釣れたことは今でも覚えています。このころは釣りがとても楽しいと思ってやっていましたが、高校に上がるとパタッと釣りをやめました。「父親がやっている釣りはやりたくない!」という反抗期ですね。そこから一切釣りをせずに、27歳の時にエイテックへの入社をきっかけにまた始めましたね。会社に入ってから現在まで、エサ、ルアー問わず船釣りが大好きです。

#02

メモリアルフィッシュは?

GTですね!何回もチャレンジしたけれどなかなか釣れなくて、でも周りの人はどんどん釣っていくし、毎回プレッシャーを感じていました。それで5回目のチャレンジでやっと釣った1匹ですね。10㎏もないような小さなサイズでしたが、それでも飛び上がるくらい嬉しかったです。マグロを釣ったことはあったので、ファイトには自信があったはずなのに、GTの引きにはビックリしました。ファイトしながら20㎏くらいはあるだろうと思っていたのに上がってきたら小さくて少しショックでした。次こそはもっともっとデカいのにチャレンジしていこう!という気持ちにさせられた魚でしたね。

メモリアルフィッシュのGT

#03

仕事が自分の釣りに活きたタイミングは?

「ロジカルに物を考えること」。仕事の時はいつもこのことを意識しています。釣りも同じで、「なぜ釣れていないのか」「なぜ釣れるのか」の答えをロジカルに考えるようにしています。そう考えることで、自分の手数が増えていろいろな状況に対応できるようになると思っています。手数が増えるっていうことは道具が増えることなので、どんどん物が増えていってますけどね(笑)
あとは仮説を立てるようにしています。釣れてないときになぜ釣れないかを考えて、仮説を立てて、違うアプローチを試しての繰り返しをしています。これも仕事と同じアプローチですね。

#04

釣りをしていて一番「楽しい!」と思える瞬間は?

「周りばかり釣れていて自分だけ釣れている。」「どうしても今日は釣りたい。」などの追い込まれている状況で、自分の立てた仮説にピッタリはまった時が一番「楽しい!」と思える瞬間ですね。数釣りも好きですが、何をやっても釣れるような状況で多く釣るよりも、厳しい状況の中でツ抜けできるかできないか、一匹の魚をどう出すか、のような釣りが好きですね。

フロリダで釣ったフロリダバス。

#05

釣りにおいて「こだわり」「譲れない」ポイントは?

釣りをしながら常に道具のことを考えています。自分が好きでよく行く釣りでも、全く初めての釣りでも、自分が使っている道具はどうなんだろう?周りの人はどんな道具使っているのかな?といつも考えています。ほかにも、改善点はないかな?とかこんなのあったら便利かな?などと考えていますね。そこで考えた新しいアイデアを社内で共有して、すぐに作れる環境にあるし、実際にカタチにしてきた物も多々ありますね。「そんなの売れないっすよ」と社員に言われてボツになることも多いですけど(笑)

#06

今後、釣りでの目標は?

クロマグロ50kg、キハダマグロ 40㎏、GT 30㎏、ヒラマサ 20㎏ が目標ですね。あるメーカーさんと約束しています。そのメーカーの影響でビッグゲームにのめり込んでいますが、一緒にキハダ40kgの写真を撮ることも目標ですね。

#07

どこでも何日でも釣りに行けるとしたらどこに行きますか?

世界中、釣り周りたいですね。何か月も世界中旅したい。海が好きなので、船に乗ってその土地で釣れる魚を釣り続けるような旅。特に、スペイン、フランス、イタリアなどの地中海でボーっとしていたいです。景色やロケーションが最高で、すごく気持ちがいい場所ですよね。あとはオーストラリア、モルディブ、パラオなどでGT追いかけるのもいいですね。行ったことない国、場所にもどんどん行って釣りをしたいです。

#01

今の仕事はどんなことをしていますか?

社長です(笑)面白い釣り具を作って皆さんに楽しんでもらうのが仕事です。

#02

エイテックで働く魅力は?

社長がいい人ってところです(笑)嘘です(笑)「楽しくなければ仕事じゃない」というのが自分のポリシーであり、会社のポリシーでもあります。そういう社風なところが魅力です。そしてなんといっても、釣りに行く環境が揃っているところですね。道具も揃ってるし、身の回りに釣具があっても怒られないし、道具に囲まれて仕事ができることが魅力ですよ。

#03

釣りが仕事に活きたタイミングは?

仕事が釣りに活きたタイミングと同じですが、「ロジカルに考えること」ですね。釣りって自然相手でうまくいかないことがものすごく多くて、こうしたらうまくいくかな?とかもある状況ではうまくいくし、ある状況では全くうまくいかない。一筋縄ではいかない。それって仕事の環境とすごく似ていて、「うまくいかないときにどうしたらいいか」という考え方が仕事に活きていますね。仕事の考え方も釣りの考え方も「ロジカルに考える」という部分でお互いにブラッシュアップいます。

#04

仕事をしていて一番「楽しい!」と思える瞬間は?

人の笑顔を見た時ですね。フィッシングショーなどイベントでユーザーさんの楽しそうな顔を見た時はもちろんですし、社員が楽しそうに仕事をしているとき、何かを達成したときは格別です。それと、営業でお客さんからエイテックと取引していてよかったよと言ってもらえた時はやっていてよかったなと思いますね。

笑顔を想像しながらデスクワークをする池永社長

#05

仕事において「こだわり」「譲れない」ポイントは?

「誰よりも楽しむこと」ですね。仕事で楽しさを感じることは簡単ではないです。本当に真剣に仕事をして、やっと不安や困難を乗り越えてうまくいったとき、初めて楽しいと思えるものだと思います。ずっとうまくいかなくて、何回もチャレンジして、ようやく何か成功したとき。自分のことでも周りの人のことでも、マイナスな感情からプラスな感情に転じた時なども楽しさを感じます。いかにマイナスからプラスにできるかですよね。

#06

今後、エイテックでの目標は?

「異端と独創」というのが自分が先代社長から引き継いだ思想の1つなので、これを体現し続けて次世代につなぐことです。それが達成できていれば、おそらくユーザーに楽しみを提供し続けている会社になっているのではと思います。釣り具業界内でも唯一無二の存在であり続けたいですね。

#07

なんでも好きな釣具を作れるとしたら?

カタチにしていないアイデアがたくさんありますが、実現すると思うのでまだ言えません(笑)

アイデアを語る池永社長