Vol.5

Atsushi Maruhashi 丸橋 敦司

求められること+αを心掛ける

釣り歴:2012年~ トラウト チニング アジング メバリング ナマズ
社歴:2020年~ 企画営業部 開発C/S課

#01

釣りを始めたきっかけは?

小学校の頃はザリガニや近所の釣り堀でニジマスを釣っていましたが、その後はしばらく釣りから離れていました。
10年ほど前に今の妻と付き合い始めた頃、妻のお父さんが釣り好きでまた釣りに行きだしました。磯、堤防でメジナやメバルを釣っていましたね。段々楽しくなってきて、自分で勉強して仕掛け作って行くようになりました。
ただ、釣りは楽しめるのですがどうしても虫エサが苦手で…
虫エサを使わない釣りを調べていたら、近所でアジングやメバリングができそうだと知り、とりあえず道具を揃えて通っていました。最初は場所もわからないし、釣り方もわからないし、全然釣れませんでした。わからないなりに千葉の港を片っ端から巡り、他の釣り人からも情報を得て、少しずつ釣れるようになっていきましたね。

#02

メモリアルフィッシュは?

奥さんのお父さんと釣りに行っていた頃、初めて釣ったカイズ(黒鯛の幼魚)はうれしくてとても印象に残っていますね。
でもルアーで初めて釣った魚のほうがメモリアルかな?ルアー釣りを始めた頃に行ったエリアトラウトで朝一から休憩もせず投げていたのですが、昼まで何も釣れなくて…
なんせ魚がいることは見ればわかるし、周りのアングラーはバンバン釣っているのに、自分だけが全然釣れなくて本当に悔しい時間が過ぎていました。それでも持っているルアーを全部試して、何とか1匹釣れました。それがとてもうれしくて、記憶に残っています。もう10年近く前の話ですけどね。
それがあったからか今でもどっぷり沼に浸かっちゃっています(笑)

ルアーを始めた頃にやっとの思いで釣ったトラウト

#03

仕事が自分の釣りに活きたタイミングは?

どんな職種でも当たり前だと思いますが、自分の仕事内容は特に集中力を使う職種だと思います。そしてロッドのリペア、電話やメールの対応と二つの仕事をしているため、その時その時で頭を切り替える必要があります。
釣りも同じで、例えばスプーンを投げてから、すぐにルアーチェンジしてクランクを投げるなど、違う動きを繰り返し続けます。この時に頭をしっかりと切り替えることで集中して釣りを続けることができていますね。
他にも問い合わせ対応をしている時にユーザー様と話していて、自分が知らないことも知ることができるし、より勉強するきっかけになっています。自分の引き出しが増えているように感じますね。

#04

釣りをしていて一番「楽しい!」と思える瞬間は?

釣りをしている時も楽しいですが、釣りに行く前日が一番楽しいかもしれないです。仕掛けを作ったり、ルアーを選んだりしながら翌日のことを考えてワクワクしますよね!この歳になってもワクワクしすぎて寝られないことも(笑)
釣れない中でようやく一匹釣れた時もうれしいですね。
この前、会社のみんなでカワハギを釣りに行きました。周りは本命のカワハギを釣っていましたが、自分だけベラ、フグ、トラギス…それでも色々な誘いを試してみて、パターンを掴んだ時は楽しかったです。

カワハギやトラウトなど、細かい釣りが得意

#05

釣りにおいて「こだわり」「譲れない」ポイントは?

納得のいくまで釣りをすることです。
そのポイントがダメだった時、何をしてもダメで釣れない時、自分が納得のいくところまで持っている引き出しをすべてを出し切ってから、場所の見切りをつけるようにしています。
なぜ釣れないか、何をしたら釣れるかを常に考えています。
傍から見たら「なんであの人同じところでやっているんだろ」って思われているかもしれません。それでもルアー、色、シンカー、立ち位置、リトリーブコース、全てにおいて色々なことを試すようにしています。ダメならダメで勉強になるし、釣れたら釣れたでうれしいですし。

#06

今後、釣りでの目標は?

トラキン(トラウトキング選手権大会)優勝ですかね(笑)
機会を頂いてここ数年出場しています。
今まで緊張感のある釣りは経験がなかったのですが、大会のピリついた空気感…クセになりますね。
理想を言えばテイルウォークフィールドスタッフの瀧澤さんや竹下さんを追い越したい!ちょっと大きく出過ぎたかもしれないです(笑) ただ少なくとも、背中についていきたいですね。
まだまだ勝てていないので頑張ります!

#07

どこでも何日でも釣りに行けるとしたらどこに行きますか?

まずは国内海岸線沿いに釣りに行きたい。それから全国のエリアトラウトを周ってみたいですね。
車中泊しながら周れたら最高ですね。
それから韓国やヨーロッパで海外のエリアトラウトも経験してみたいですね。韓国やイタリアではエリアトラウトのトーナメントも行われていますし、自分の実力がどこまで通用するか試してみたいですね。

#01

今の仕事はどんなことをしていますか?

ユーザー様からの問い合わせ対応と、ロッドのリペアがメインの仕事です。
ユーザー様から「このモデルとこのモデルで迷っているけどどっちがいいか?」や、「この商品を探しているんだけどどこで買える?」などの問い合わせや質問に回答させていただいています。お問い合わせいただいた商品に回答するだけでなく、ご相談いただいた方の釣りをするエリア、釣り方などを総合的に判断して、違う商品をお勧めすることもあります。
毎日フィッシングショーに出ている気持ちですね。自分の説明でユーザーになっていただけるかいただけないか決まることもありますし、プレッシャーのかかる仕事です。常にユーザー様の希望に寄り添うモデルがご提案できるように心がけています。
もう一つはロッドのリペアも担当しています。ガイドが取れてしまった竿にガイドを取り付ける作業をしています。

#02

エイテックで働く魅力は?

社員みんな釣りバカなところですかね!
仕事でもプライベートでも釣りのことでわからないことがあったら、社内で質問すれば誰かしら知っていることが多いです。
逆に自分が頼られて、自分の得意分野をアドバイスすることもあります。
お互いが協力して、尊重しあって、釣りという共通項があるからみんなが繋がっているように感じます。
釣り具メーカーなのでその辺にルアーとか置いていても怒られないじゃないですか(笑)みんな釣りバカだから逆に寄ってきて、ワイワイ話したりしますね。

#03

釣りが仕事に活きたタイミングは?

視野が広がったことです。
エリアトラウトの大会に出ている時、自分の釣りをしつつも魚や対戦相手の状況など周りを見ることができるようになりましたね。
自分の仕事をしている時、後輩の仕事が目に入り、「あ、困っているな、ここ滞っているな」とすぐにわかるようになりました。所属課全体の状況を見られるようになったような気がします。
特にエリアトラウトの大会に出るようになってからは、自分の仕事+αの仕事をできるようになったと思います。

「スピーディーに丁寧に」を心掛けて作業をする

#04

仕事をしていて一番「楽しい!」と思える瞬間は?

やっぱり一番楽しい時は、自分が対応したユーザー様が竿を購入して、釣果報告をいただいた時ですね。「あ~よかったな」と何ともうれしい気持ちになりますね。
以前、大阪フィッシングショーに参加して、問い合わせで連絡をいただけるユーザー様がブースに会いに来てくれた時も本当にうれしかったですね。
一番ユーザー様に近いところにいる業務だと思っているので、常に緊張感、責任感を持って対応しています。ユーザー様からの反応があるとすごくうれしい!「欲しかった商品が買えた!」というちょっとした反応でもすごくうれしいです!

#05

仕事において「こだわり」「譲れない」ポイントは?

ロッドのリペアの時、「着荷した時よりも美しく」を心がけていますね。
例えば、ガイド修理依頼で着荷したものでも、ガイドの修理だけでなく、少し汚れがあったら拭いてキレイにするよう心掛けています。また、修理依頼されているガイドとは別のガイドのエポキシが傷ついていたら、エポキシを塗りなおして返却しています。ユーザー様に返却された時に、「またこの竿で楽しもう!」と思っていただけるような仕事を心掛けています。
キャッチバー(玉の柄)が届いたら、洗って干してから送ることもありました。
お問い合わせでも修理でも早い丁寧は当たり前で、+αで何ができるかを考えて行動しています。

#06

今後、エイテックでの目標は?

色々なことにチャレンジしていきたいです。
例えば、開発サンプルを作ってみたいですね。元々ロッドビルディングが好きで自作でもロッドを作っているので、自分も開発に加わってサンプルを作っていきたいです。
いつか自分が開発に関わったロッドをお問い合わせで紹介して、使ってもらい、釣果報告をいただけたら最高ですね。

#07

なんでも好きな釣具を作れるとしたら?

釣具となると、自分の趣味全開のロッドやルアーを作りたいですね(笑)
釣具ではないですが、色々なところにトラウトのエリア(管理釣り場)だったり、海上釣り堀だったり、釣り場を作ってみたいです。お問い合わせいただいた際に一生懸命説明をするのですが、やっぱり釣り道具って触って使ってみないと伝わらないこともあると思います。トラウトのエリアや会場釣り堀で実際にユーザーの方に竿を使ってもらいながら、ロッドの特性などを説明できたらいいなと思っています。エイテックで扱う釣具のお試し釣り場みたいなイメージです。
社長、金出してくれるかな?(笑)
あったら面白そうですよね!