Vol.4

Hiroki Tanaami 田名網 拓希

好きなものに囲まれて仕事をする

釣り歴:2006年~ サーフ シーバス トラウト ジギング キャスティング SUPフィッシング ロックフィッシュ
社歴:2021年~ 経理流通部 流通課

#01

釣りを始めたきっかけは?

小学校低学年のころ近所の川でウグイを釣ったのが最初ですね。
その後、トラウトの管釣りに行く機会がありました。初回はビギナーズラックだったのか簡単に釣れたのですが、2回目に行ったときになぜか全然釣れなかった。魚が見えているのに釣れなくて、それがとても悔しくて「なぜ釣れないか」を考えるようになり、釣りにハマっていきました。釣りがうまくなるように、釣り雑誌を読んで勉強して、ひたすら現場に通って覚えていきました。
そうやって知識を吸収して考えていると、うまくなるのを実感しながら釣りすることができました。
大学に入ってからは釣りの幅も広がり、海が近いところに住んでいたこともありソルトの釣りにはまっていきました。シーバスやサーフなどに毎日のように通っていました。
今では渓流のトラウトからオフショアビッグゲームまで何でも好きになりました。

#02

メモリアルフィッシュは?

開発中のプロトロッドで釣ったヒラメです。
メジャーを持っていくのを忘れちゃってサイズは測れていないですが、子座布団(60㎝くらい)のヒラメです。
自分のヒラメ最大記録は79㎝くらいで、正直60㎝くらいは感動的なサイズではないです。当時、サーフラットSSDの開発に携わっていた時で、ロッドのアクションなどを迷っているタイミングでした。それまでも同じロッドで何枚か釣ってはいたのですが、思い通りに釣れた1枚で迷いが吹っ切れた瞬間でもありました。
なので、とても記憶に残っていますね。

メモリアルフィッシュのヒラメ

#03

仕事が自分の釣りに活きたタイミングは?

普段から釣りのことばかり考えていますが、仕事中も考えてしまいます。
もちろん、仕事はきちんとしていますよ!(笑)
流通課は入出荷のスケジュール管理や商品の倉庫内整理など、段取りが大事だと思っています。
釣りも同じように考えていて、潮位やマズメのタイミングなど、効率良くポイントをまわるために一日の中でも計画を立てていくことで釣果アップに繋がっていると思います。
また、投げるルアーの順番や投げる場所など、魚が釣れる確率が上がるように考えて釣りをするようになりましたね。

#04

釣りをしていて一番「楽しい!」と思える瞬間は?

昔は、魚を掛けて魚とのやり取りが楽しかったです。
いかにたくさんの魚を掛けるか、引きを楽しむかを考えていました。
しかし、最近ではきれいな魚を釣って、写真を撮っているときが一番楽しいですね。
大学入学したころからSNSに釣れた魚をアップし始めたのがきっかけで、釣った魚の思い出を写真にして残すのが楽しくなりました。
どれだけきれいに写真を撮れるかを意識しています。
SNSで写真が上手な人を参考にして、ここ数年ではGoProを使って写真を撮っています。GoProって動画撮影のイメージがありますが、防水だし広角でキレイな写真が使えるので愛用しています。

記憶に残るような写真を撮ることが喜びです。

#05

釣りにおいて「こだわり」「譲れない」ポイントは?

自分の力で正解を導くことです。
いつもSNSや釣果アプリで最近の釣果や場所を見て参考にはしています。それでも情報に左右されず、自分の仮説、自分の目でフィールドを観察して、自分の頭で考えて釣りをするようにしています。
他人の情報はあくまで一つの要素と考えて、それによって左右されないようにしています。
結局は自分の足で稼いで魚を探しあてて釣ったほうが楽しいですし、釣れた時によりうれしく思います。

#06

今後、釣りでの目標は?

さらに釣りを楽しむことです!
今まではルアーで如何にたくさん、如何にデカい魚を釣るかを考えてきました。ただこれからは、釣り方にこだわらず色んなアプローチで釣りを楽しもうと思っています。
最近以前から気になっていたSUPフィッシングを始めて、やる釣りの幅が広がりました。乗合船ではできないような自由な釣りを覚えたので、今後はエサでもルアーでもできる限り楽しもう!と思うようになりました。

#07

どこでも何日でも釣りに行けるとしたらどこに行きますか?

タイの怪魚釣り堀にまた行きたいです!
大学2年生の頃に初めてタイに遠征に行きました。寝る間も惜しんで釣りをしまくっていました。色んな魚が釣れて、本当に楽しかった思い出です。
ですが、ピラルクだけは釣ることができませんでした。バイトは何回もあったのに・・・
それが悔しくて、リベンジに行きたいですね。

#01

今の仕事はどんなことをしていますか?

流通課で商品の入出荷をしています。
注文があった商品を梱包して、日本全国のお客様に出荷することが主な仕事です。
一件でも多く出荷できるように、正確でスピーディーな仕事を意識しています。
また、荷物を受け取った人のことも意識しながら梱包をしています。輸送中に壊れないのは当たり前ですが、荷物を受け取った人が見やすいようにJANコードが見やすいように梱包するなど、お客様が荷物を受け取った際にどのようなことをするかを考えながら仕事をしています。

#02

エイテックで働く魅力は?

頑張っていればチャンスがあるところです。
流通課は直接商品開発とは関わりにくい部署ですが、それぞれ得意な釣りのジャンルでは商品開発に携わるチャンスがあります。
実際にサーフラットSSDの開発では、何回もテスト釣行をして開発担当者と話し合い、自分の意見を盛り込んでもらえました。
自分の経験やアイデアがカタチになるのはやはりうれしいですね。

#03

釣りが仕事に活きたタイミングは?

昔から釣りをしていて釣具の知識があるので、商品を覚えるのがかなり楽でした。
何千アイテムもある広い倉庫の中でも、すぐに場所を覚えられました。商品名を聞いただけでパッケージを思い浮かべることができるから、だいたいの大きさのイメージが付きます。梱包するときに最適な箱のサイズがすぐわかり、段取りを組みやすいです。

#04

仕事をしていて一番「楽しい!」と思える瞬間は?

仕事で釣具を触れることです。常に大好きな釣り道具に囲まれて仕事ができることが幸せですね。
好きなことを仕事にすると好きなことが嫌いになるって話をよく聞きますが、自分は逆で「好きなことに携わっている」「好きな物に囲まれている」からこそ、自分の仕事に誇りをもって行えていると思います。

広い倉庫からスピーディーに商品を集める。

#05

仕事において「こだわり」「譲れない」ポイントは?

どれだけ「ミス無く」「速く」「丁寧に」梱包して出荷するかを常に心がけています。

釣りで例えると、流通って「針」だと思っています。針は魚に一番近いパーツ。どんなに良い竿、良いリールを使っていても、針先が鈍っていると釣れません。流通も「針」と同じように、お客さんに一番近いところを担っています。生産されて入荷した商品を出荷前に最後に触るのが自分達なので、梱包が会社のイメージにもつながると思っています。なのできれいな梱包、ミスの無い出荷を心掛けて、箱を開けた時にがっかりさせないような作業を目指しています。

1件1件丁寧な梱包を心がける。

#06

今後、エイテックでの目標は?

これはエイテックで働く上での目標でもあり、1人の釣り人としての目標でもありますが、より多くの人に釣りを楽しんでもらえるような仕事、活動をしたいと思っています。
ここ1年半くらいは、釣り場の環境保全のために海岸清掃に毎月参加しています。
最近は釣り人が増えてうれしい反面、一部マナーが悪くゴミの放置が原因で残念ながら釣り禁止になるフィールドが増えています。
釣りがずっとできるように、釣りができる場所が増えるような活動をしていきたいと思っています。

#07

なんでも好きな釣具を作れるとしたら?

シーバスロッドでどうしても作りたいモデルがあります。
これがカタチになれば、いままで獲れなかったシーバスが取れるようになると思います!
まだアイデアが固まっていないので自分の中で考えているだけですが、いつかカタチにしたいと思っています。