
Vol.13
Furuta Hokuto 古田 北斗
仕事と釣り、どちらにも活きる「釣り人の感性」
#01
釣りを始めたきっかけは?
釣りを始めたのは小学校5年生の頃。コロコロコミックの「グランダー武蔵」を読んで、自分から「バス釣りがしたい!」と思ったのがきっかけです。友達やいとこと川や野池に通いました。ただ、当時は近所の川や野池にバスがおらず…ほぼ投げる練習になっていました(笑)
中学時代は釣り仲間も少なく、一人で釣りに通っていました。ときどき親に連れて行ってもらった琵琶湖ではたくさん釣れ、毎回その日を楽しみにしていました。高校は船舶免許が欲しかったのと、魚の知識を学ぶため水産高校に進学しました。週末は親と野池へ、放課後や昼休みは高校周りで釣り三昧でした。
その後、専門学校ではもともと興味があったルアービルディングの勉強を。名古屋港でシーバスを釣りや、釣具屋巡り、週末釣行が日常でした。
エイテックに入社してからは船のエサ釣りにも挑戦しました。
20代半ばからは芦ノ湖チャプターに10年以上参戦。最初はなかなか釣れず悔しい思いもしましたが、試行錯誤を重ねて腕を磨き、少しずつ入賞できるようになっていきました。

小さなころから通っていたバスフィッシング、今ではトーナメントで入賞することも
#02
メモリアルフィッシュは?
小学校6年生の頃に釣ったバスが印象に残っています。ゲーリーの4インチグラブをオーバーハングの下に投げ込み、28cm、31cmと立て続けにヒットした瞬間の興奮は今でも鮮明です。帰りの車でニヤニヤが止まらなかったことを、親から今でも言われます(笑)
最近の大物よりも、あの時の感動が釣り人生の原点になっています。
#03
仕事が自分の釣りに活きたタイミングは?
流通課の業務で身につけた「期限を守る」「段取りを考える」という習慣は、トーナメントでの釣りにも活かされています。
限られた時間の中で次の一手を考え、釣れている時と釣れない時の判断をスムーズに切り替えられるのは、仕事経験のおかげだと思っています。
#04
釣りをしていて一番「楽しい!」と思える瞬間は?
釣りをしている時は、無心になれる瞬間が最高に楽しいです。
「今日どう釣るか」、それだけに集中できる時間は、日常のあれこれを忘れられる贅沢なひととき。
釣れた喜びも釣れなかった悔しさも、全部ひっくるめて楽しめるのが釣りの魅力ですね(笑)

雨が降っていても、その時に「どう釣るか」を楽しむ
#05
釣りにおいて「こだわり」「譲れない」ポイントは?
自分のこだわりは「シンプルに楽しむこと」。特別な理論や固定観念に縛られず、一回一回の釣りを素直に楽しむことを大事にしています。
釣れれば楽しいし、釣れなければ悔しい(笑)趣味としての釣りだからこそ、難しく考えすぎず楽しむことを意識しています。
#06
今後、釣りでの目標は?
目標は「死ぬまで釣りを楽しむこと」です。
体力のあるうちはバス釣りやルアー釣りを続け、年齢を重ねたらエサ釣りやヘラブナ釣り、最悪ザリガニ釣りでもOKです(笑)
どんな形でも、遊びとしての釣りを生涯続けるのが目標です。
#07
どこでも何日でも釣りに行けるとしたらどこに行きますか?
もし何の制限がなければ、アメリカに行きたいです。
レイク・オキチョビーなどの本場の湖で釣りをし、B.A.S.S.の大会やウエイインの雰囲気を直に体感したいですね。
動画で憧れを募らせていますが、いつか現地に立ち、本場の空気を肌で感じたいです。
#01
今の仕事はどんなことをしていますか?
現在は流通課で、国内外の得意先への出荷管理や在庫管理を担当しています。
倉庫内の情報整理や新製品のマスター管理、効率的な出荷の段取りを組むことが主な業務です。
入荷した商品をロスなく出荷できるよう準備し、後輩の育成も日々の大切な役割です。
#02
エイテックで働く魅力は?
好きなことに囲まれて働けることが何よりの魅力です。
釣りと関係ない業界だったら続かなかったかもしれません。
同じ釣り好きの仲間に囲まれ、上司とも気軽に話せる環境は最高です。休憩時間に釣りの話で盛り上がれるのも、この会社ならではですね

ミスなく効率よく出荷するために、チーム内のコミュニケーションを怠らない。
#03
釣りが仕事に活きたタイミングは?
釣りで磨かれた「観察力」が仕事にも活きています。
水辺で魚の違和感や風の変化に気づくように、倉庫でも小さな異変に敏感になれました。悩んでいそうな後輩に声をかけて改善策を一緒に考えるなど、釣りで培った「気づきの力」が職場で役立っています。
#04
仕事をしていて一番「楽しい!」と思える瞬間は?
入荷のタイミングを調整し、人員や資材を配置して計画通りに出荷が進んだ瞬間は大きな達成感があります。
マネジメントゲームのように全体を組み立て、狙い通りに業務が回ったときは本当に嬉しいです。
また、同僚と釣りの話題で盛り上がれるのも、この会社ならではの楽しさです。
#05
仕事において「こだわり」「譲れない」ポイントは?
「無理です」と簡単に言いたくありません。営業から難しいリクエストが来ても、どうにか出荷できる方法を考えて、商品をお届けしたいと思っています。限界を決めず、工夫や対策を講じることが自分のこだわりです。
流通の仕事は「出荷する事」が大前提。自社製品を少しでも早く店頭に並べ、お客様の目に触れるチャンスを逃さないことを大事にしています。
修理品や客注品も、お店やユーザーに分かりやすく、なるべく早く届くように梱包や手配に細かく気を配っています。効率と丁寧さを両立させることが、譲れないポイントですね。

効率と丁寧さを両立させることを意識して仕事を回す
#06
今後、エイテックでの目標は?
流通課の枠を越え、他部署とも協力できる体制を築くことが目標です。
釣り好きが多い部署だからこそ、撮影や開発テストにも関われるようにしたいですね。
そのために、誰が抜けても問題なく業務が回るように人材育成やシステム構築も進めています。
#07
なんでも好きな釣具を作れるとしたら?
もし自由に釣具を作れるなら、「釣り道具を一度に運べるアイテム」を作りたいですね。釣りにはバッテリーやバッカン、竿やクーラーボックス、エレキなど荷物が多く、駐車場から船まで何度も往復するのは本当に大変です(笑)
折りたたんで船に積めて、おかっぱりでも使える万能なアイテム。釣りだけでなく、ちょっとしたレジャーでも活用できたら最高です。面倒くさがりなので、なるべく一度で済ませる便利さがポイントです!